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ホワイトニングって?何?

皆さん、こんにちは。

今日は、WDCマスターとして
「歯のホワイトニング」についてお話したいと思います。
いささか長〜い文章になってしまいます。
ついて来て下さいねぇ。

「トゥース・ホワイトニング」。  
「トゥース・ブリーチング」とも言います。
歯の漂白のことです。
歯の美白などと言われることもありますね。

ホワイトニングには、家庭で行う「ホーム ホワイトニング」と、
歯科医院で行う「オフィス ホワイトニング」、ホームとオフィスの
両方を併用する「デュアル ホワイトニング」があります。

ホワイトニングのアドバンテージは、何と言っても 歯を削らないこと。
削ることがないのだから、当然 つめたり、はったり、かぶせたりする
こともありません。
自分のそのまんまの歯のままで、歯が白くなるってことです。

歯が白くなると、どうなりますか?

きっと絶対に チョイと嬉しいですよね。
気持ちが明るくなります。 笑顔に自信が持てて、
白い歯を見せる機会が自然に増えることでしょう。
思いっきり最高の笑顔も、たくさん出るようになります。
あなたの白い歯の笑顔は、あなたの印象を健康で健全なものとし、
あなたの好感度をグッと挙げてくれます。
そして、気持ちが明るく前向きになるのは、自分ばかりではありません。
あなたの笑顔は、波及し、あなたの周り人々をも明るくし、
笑顔にさせることでしょう。

笑顔の好循環・プラスのスパイラルが回り始めます。

イメージ出来るんじゃありませんか?
みんなの笑顔の真ん中にいる自分自身が。

ところで、私たちWDC(ウェル歯科診療室)の使命は、
歯科医療を通じて、地域の人々の夢や希望、やりがい、生きがい、
楽しみなどの自己実現が叶うよう応援・支援することにあります。
そのために、私たちが目指したいと日頃から謳っているのが、
コミュニケーションを重視した
「笑顔と会話の絶えない明るい歯科診療室」です。

笑顔や笑いが、免疫力を高め、健康をもたらすことが、
医学的にも 証明されていることはご存知だと思います。
その意味において「ホワイトニング」は、まさに笑顔に直結し、
皆さまの健康に広く貢献する喜ばしいオプションと言えるでしょう。

「ホワイトニング」は、私共の掲げた 皆さまの自己実現を支援する
というミッションと、そのための 私共が目指す 笑顔あふれる歯科医院
づくりというビジョンにも、なんら矛盾しません。

それなのに私共は、「ホワイトニング」を実施することを、
もう何年も躊躇してきました。

それは何故かと言うと、今までの 「ホワイトニング」には、
実は「しみる」とか 術中・術後の「痛み」という問題が、
比較的高い頻度で起こっていたからです。

そのため、WDCでは あまり「ホワイトニング」を積極的には、
行って来なかったのです。

でも、ご安心ください。 世の中 ちゃんと進歩していました。
ほとんど しみることのない方法が 開発されたのです。

そこで 私たちWDCも その新しい方法を採用して、
「ホワイトニング」 を始めることになったのです。

それでは、私共WDCが提供できる「ホワイトニング」について
お伝えしましょう。

当院のホワイトニングのメニューも、やはり次の3種類です。

「オフィス ホワイトニング」
「ホーム ホワイトニング」
「デュアル ホワイトニング」

ひとつずつ説明しますね。

「オフィス ホワイトニング」とは、歯科医院の診察台の上で
歯を白くしてもらうこと。時間が無くお忙しい方や、短時間で
即効の漂白効果を期待したい方にお奨めです。

従来からの方法では、どうしても「シミや痛み」の問題が伴いましたが、
WDCが採用した方法では、事前のpH調整・保湿調整に加えて、漂白の
化学反応の触媒に酸化チタンを使って、青色LED光と反応させることで
温度管理を確実にしたことによって、安全で効果的な、しみることのほとんどない
オフィス ホワイトニングが実現したのです。

下のBefor & Afterの写真は、WDCの症例ではありません。
WDCが採用した方法を開発された先生の症例です。
20070826133903.jpg

見事ですよね〜。
もちろん、これからは私たちWDCのオリジナルの症例も、
どんどんUPしていきますよ〜。

さて、オフィス ホワイトニングの
おおまかな手順に触れたいと思います。

1)簡単なカウンセリングと口腔内検査・口腔内写真。
2)歯に外因性の着色のある方は、塩のジェット噴霧みたいな
  もので、歯のクリーニング、外因性着色の除去。
3)笑った時に正面から見える上下の歯すべての表面に
  ホワイトニング剤を塗布、青色LED光の8分間照射。
  ホワイトニング剤の拭き取り、うがい。後 2回同様の繰り返し。
4)術後の口腔内写真。ホワイトニング効果の実感。

これらに要するトータルの時間は、およそ45〜60分です。
これを1セットとして、通常1週間から10日程の間隔で
3セット程ホワイトニングを繰り返すことで、ホワイトニングが進み、
その効果が、かなり持続・安定すると言われています。

WDCが設定した費用は、1セットにつき、8,000円(税抜き)です。
上下の第2小臼歯から第2小臼歯までの20歯分の料金ですから、
1歯単位で考えるとそんなに高価なものではありませんね。
小1時間ほどで得られる歯の美白の価値は、投資額に充分以上に
見合うものとなるでしょう。

でも、「じゃ、1本だけ400円で白くしてくれ。」ってのは、勘弁してくださいね。
私どもの診察台を45分ほども拘束してしまう、その時間と材料、
および人件費に掛かる料金とお考えください。
設備投資の回収も、つい考えてしまうのが人情です。
そのため、ホワイトニングの費用は高価になりがちなようですが、
WDCの設定したオフィスホワイトニングの料金価格は、
とってもリーズナブル、かつ 良心的と 自負しています。

もしかすると、上下のどちらかの歯だけで、ホワイトニングの効果を
試してみたい・確認したいという方もいらっしゃるかもしれません。
そういう場合の片顎のオフィスホワイトニングは、1セット5,000円とします。
ですから、もし1歯からほんの数歯のみのホワイトニングを希望される
ようなことがあれば、その費用は、片顎のホワイトニングの取り扱い(5,000円)
となります。

次に「ホーム ホワイトニング」ですが、ホワイトニングの主流は、
「オフィス」よりも「ホーム」であると言う歯科医も居るくらいで、
その効果は、ゆるやかに優しく進み、しかも着実です。
自宅で、あなた自身が、あなた専用に作られたホワイトニング用トレー
の中にホワイトニング剤を入れて適時装着します。
使用するホワイトニング剤によって、その作用時間は様々ですが、
自宅や通勤時間中など色々な生活シーンの中で、あなたの都合の付く
好きな時間に自由にホワイトニングすることが出来るのは、
大きなメリットと言えるでしょう。

以下は「ホームホワイトニング」の大まかな手順です。

1日目
1)簡単なカウンセリング、検査、口腔内写真。
2)型取り。
2日目
1)歯のクリーニング。
2)ホワイトニング用カスタムトレーの試適。
3)ホワイトニング剤の取り扱いと使用法の説明。
4)トレーとホワイトニング剤のお渡し。
5)自宅で好きな時間にホワイトニング。

突然ですが、実は多くの人が夜間に、強い噛みしめ、食いしばり、
歯ぎしりをしています。そういった人の中には、よ〜く見ると歯に無数の
マイクロクラック(ヒビ割れ)が入っている人が居たりします。
こういう人は要注意。
緩やかに優しく進行する「ホームホワイトニング」でもシミてしまうかもしれません。
でも、そんな場合でも、ホワイトニング剤の濃度を調整したり、装着時間を
調整したり、トレーにフッ素のジェルやミネラルのジェルを入れて装着するなどを
することで、ほとんどの場合シミは消失します。
ホームホワイトニングの効果は、2週間ほどで現れてきます。
まずは、2時間ぐらいの装着時間から始めて、シミなどの不快症状が出ないことを
確認しながら、徐々に装着時間を延ばして行きましょうね。
ホワイトニングしながら就寝するのが可能な場合もあります。

さて、「ホームホワイトニング」にかかる費用ですが、WDCでは、
ホワイトニング用カスタムトレーの製作料が12,000円。
ホワイトニング剤が、1本3,000円と設定しました。

上下を一度に「ホームホワイトニング」する場合は、上下にそれぞれ
ホワイトニングトレーとホワイトニング剤が必要になりますから、
その費用は、30,000円(税抜き)ですね。
また、ホワイトニング剤の追加が必要な時も、1本3,000円となります。

ホームホワイトニングには、ホワイトニング用トレーが必要です。
ホワイトニング用トレーは、柔らかく弾性に富み、ほとんどの人にとって
違和感のないものに仕上がりますが、なかにはどうしても違和感が強く、
馴染めない。お口の中に入れてられないという人が出てきてしまうかもしれない
可能性もありますね。

20070904144912.jpg


「デュアルホワイトニング」とは、
「オフィス」と「ホーム」の両方を併用する、より効果的で、
より確実なホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングの後の白さの維持や、光が届かずに
ホワイトニング効果の不充分だった部分を、ホームホワイトニングで
補うことができます。 また、ホームホワイトニングが先行した場合で、
もう少し白くしたい時にオフィスホワイトニングを入れると、とても
効果的なことが多いようです。

最後に、ホワイトング全般について触れておきたいと思います。
どんな歯でもホワイトニングを2度3度と重ねると、必ず白くなります。
が、歯の状況によっては、あまり効果的とは言えない場合もあります。
そのために、最初に簡単な検査とカウンセリングがあり、
ホワイトニングとは違う方法の方が適していると判断された時は、
違う方法をお奨めすることもあるかもしれません。

また、「白さ」という概念は、個人的主観です。
この点も注意してほしいと思います。
確かに白くなった。
白くなったが、あなたがイメージしている白とは違う。
イメージ通りではない。ということもあるかもしれません。

その意味で、ホワイトニングに対する支払いは、成功報酬ではありません。
ホワイトニングという医療行為に対して支払いが発生するということです。

また、獲得した白さは、永遠ではありません。
必ず、後戻りします。
飲食をしない人などこの世に居ませんからね。
コーヒー、紅茶、ワイン、カレー、タクワン、喫煙などなど、
どうしても外来性の着色性のものに、歯は、さらされてしまいます。
エイジングという避けられない生物の掟によっても、
歯は変色していきます。

が、しかし日頃のちょっとした手入れや気遣いで、
長く高いレベルで白さを維持することはかないます。
まるで手入れの行き届いた陶器の食器のように、
いつまでも白く輝くのです。

ホワイトニングの後は、その白さを維持するための
効果的なケアの方法を紹介させていただきますが、
それは同時に、むし歯や歯周病の予防にもなり、
いつまでも若々しく、健康でいられることにもなるんです。
そう考えると、ホワイトニングで「白い歯」を求めることは、
健康の維持、増進を得ることにも通じるってことだったんですね。

なお、さらに詳しく知りたい方は、
以下のサイトが、とても参考になると思いますよ。

Whitening-Now ホワイトニング・ナウ

このサイトにリンクされている各歯科医院のHPを訪ねることで、
北海道のホワイトニング事情が良くわかります。








| 健康歯好 | 20:34 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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チョコ but 虫歯にならな〜い

2月ってば、バレンタインデー ありましたでしょ。

当院では、この日来院された全ての方にチョコレートを
お贈りしました。

ゲッ、歯医者で虫歯の元、チョコを配るなんて!
そりゃ、アクドイでェ〜!

なんて思っていませんか?

大丈夫!虫歯にならないチョコなんです。
砂糖を使っていないキシリトール100%のチョコです。
お口の中で酸産生しないから安心です。
そのうえ、普通においしいんだから。まったく、もう。
嬉しいでしょ。

でも、キシリトールについてちょっと一言、苦言を。
有名になって一人歩きしすぎてる感じです。
どうやら、巷では、キシリトール自体に虫歯を予防する能力がある
と言う説が一人歩きしているようです。

キシリトールは、他の人口甘味料と同様に酸産生はしないので、
その意味では虫歯の原因にはならない。が、キシリトール自体に
虫歯を予防する能力があるとは証明できないと言う研究者も、
実はいっぱい居ます。
まだコンセンサスを得たとは言えない段階です。

虫歯予防の効果は、キシリトールに限らず、酸産生しない人口甘味料を
添加したガムやタブレットを噛んだり舐めたりすることにより、
唾液分泌が促進されたことに拠るところが大きい と言う事です。
僕も、こちらの説を支持したいと思います。

最近では、キシリトール100%のケーキやクッキーも出てきています。
確かに、砂糖の入っているものと比べると虫歯になるリスクは、
かなり低いでしょう。ですが、0%ではありません。
それは、ケーキやクッキーの生地には炭水化物が入っているからです。
炭水化物は唾液中のアミラーゼと反応して、結果として酸産生してしまう
からなんです。

びっくりしました?
ご飯粒だけを食べても、酸産生してお口の中は酸性に傾き、
虫歯になってしまうかもしれないリスクは、高まってしまう
と言うことなんですよ。

要注意ですね。

| 健康歯好 | 02:45 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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あたりまえ

ある詩を紹介します。

「あたりまえ」というタイトルです。


   あたりまえ


   あたりまえ こんな素晴らしいことを  
   みんなは 何故 喜ばないのでしょう

   あたりまえであることを  

   お父さんがいる お母さんがいる
   手が二本あって 足が二本ある 

   行きたいところへ自分で歩いていける
   手を伸ばせば 何でも取れる 
   音が聞こえて 声が出る

   こんな幸せが あるでしょうか 

   しかし 誰も それを喜ばない
   あたりまえだと 笑って すます 

   食事が食べられる
   夜になると ちゃんと眠れ 
   そして また朝が来る

   空気を 胸 いっぱいすえる 
   笑える 泣ける 叫ぶことが出来る
   走り回れる 
   みんな あたりまえのこと

   こんな素晴らしいことを  
   みんなは 決して喜ばない


   そのありがたさを 知っているのは
   それを 失くした人たちだけ


   なぜでしょう あたりまえ

         

           昭和54年1月1日  井村和清作
           「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」より

| 健康歯好 | 13:46 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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食べれる

普通の人にとっては、食べることが出来るというのは、
ごく当たり前のことです。
物が見える、音が聞こえる、しゃべることが出来る、
手が動く、足が動くと同じくらいに、
ごく普通の当たり前のことです。

地球上に空気があるのも、ごく当たり前で、
そのおかげで呼吸が出来るのだとしても、
日頃 その空気の存在することに 感謝するということが、
まず無いように、私達は、当たり前にできていることの
すばらしさを、日頃は 忘れてしまっているものです。

食べれる、食べることが出来るとは、
かじることが出来て、それに続けて
飲み込むことが出来ると言うことです。

式で表すと、「食べる = 噛む + 飲み込む」 
と言うことです。

かじることを「咀嚼」と言います。
飲み込むことは「嚥下」と言います。
また、両方を合わせて「摂食嚥下」とも言います。
摂食とは、かじる以前の食物の認知の段階から含めて
食べると言うことを捉えています。

食品を目で見て認める。
その時点でもう、脳は、
その食品にまつわる全ての感覚と記憶を
呼び起こしています。
その食品に結びつく懐かしいストリーさえも
呼び起こしていることでしょう。

そして脳は、どのくらいの力加減で食具を使い、
その食品を捕まえればいいのかを 筋肉に知らせ、
手は 忠実に動き、巧みに食品を口に運ぶのです。

その時、その食品の芳しい香りが、鼻腔をくすぐり、
その美味しさが、期待にたがわないことを脳に知らせるのです。
そして、食品が唇に触れた時の、唇触り・感触が、
その食品の性状を 脳に確信させ、
どの歯で どの位の力加減で噛み込むべきかを
瞬時に判断し、噛むのです。
歯に伝わる 歯ざわり、ジュッと口腔内に
広がる 味、味覚、旨み。

歯によって せん断、粉砕された食品は、
上下の歯と歯の間から、頬っぺた側とベロ(舌)側にこぼれます。
そのこぼれた食品を察知した頬とベロは、
巧みに、それらを再び上下の歯と歯の間に戻してくれて、
更に食品は粉砕され、噛み応えという楽しみを提供し、
唾液と撹拌された食品は、
飲み込みやすい大きさの一塊にまとめられます。

そして食塊は、舌で上顎に押しつけられると、
奥舌に送られ、そこから先は反射的に、
「ゴックン」つまり、嚥下が起こります。
この時の喉越しさえ、大事な旨みの要素です。

喉越しを楽しむためには、
食品が鼻や気管に入ってしまうと困りますから、
ちゃんと鼻腔に繋がる通路と気道の入り口に、
巧みに蓋をする反射も、実は同時に起こっています。

こうして私達は食べている、摂食嚥下しているのです。

何気ない当たり前の一口に、実はこんなにも多くのことが
瞬時に統合されて起こっているんですね。
まさに神から授かった奇跡の技ですね。

私達は、食べる時に五感の全てを使います。
だからこそ シチュエイション が重要です。
楽しい食卓が。大好きな誰かと一緒の食卓が。
五感が満たされてこそ、
明快なうれしさ「うッま〜い。」になるのです。

脳血管障害のため、途中障害となった人たちが、
摂食嚥下機能訓練を経て、口から食べられるようになると
脳の感覚野が刺激 活性化され、著しく回復されるのも、
なるほど、充分に納得できるわけです。

しかし、その実際の現場は、難しいです。
大変な困難を伴います。

歯科医は通常、診療室内で、主に健常な方の
「咀嚼」にかかわる部分での不具合に対応します。
入れ歯を作れば、食べてくださる方を診ている訳です。

ところが、障害を抱えてしまわれた方は、
「咀嚼」以前の「認知」に問題があったり、
マヒがあって、上肢が使えなかったり、頬や舌が動かなかったり、
「咀嚼」後の「嚥下」飲み込みに問題があったりする訳です。

つまり、入れ歯としては
及第点以上の良い入れ歯を作っても、
咀嚼をするために使う筋肉に問題があって、
咀嚼自体が上手くいかなかったり、
充分に咀嚼できても、飲み込みの反射に障害があって、
噛めても飲み込めないと言うことが起こってしまうのです。

そこで、食べるための、飲み込むためのリハビリ,
摂食嚥下リハビリテーション、
摂食嚥下機能訓練が必要となるわけです。

この辺の理解が、診療室の外に出ない(往診をしない)歯科医では
体験として解かりませんし、実は 健常者である看護職や介護職、
お医者さんにも充分には、理解されにくいところです。

義歯として良い出来でも機能しないことがある。
物としての義歯に、道具としての命を与えるためには、
訓練が必要な時がある。という認識が現場あるいは一般に
些か足りないような気がします。

あえて誤解を恐れずに言うと、義足のリハビリよりも、
義歯のリハビリの方がはるかに困難でしょう。
義足にはリハビリが付き物という認識が通っているなら、
義歯にこそ、周辺機能と調和させる緻密で繊細なリハビリが
必須であるという認識が普遍化してほしいものです。

| 健康歯好 | 06:14 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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Q:むし歯はストレスからも来るんですか?

 質問です。高校生からの質問です。
以前、このブログにも書きましたが、2005.12.09 Fri 文部科学省嘱託事業。
その関係で、高校生から何点か質問をもらっています。
素朴でストレートな質問です。

 いただいた質問と それに対する僕の回答を紹介します。
ちょっと長くなってしまいますが、
もしかすると とっても為になるかもしれません。

 お付き合い下さい。


Q:「むし歯」はストレスからも来るんですか?

 来ます。

 実は 細菌感染という理由だけでは、説明のつかない「むし歯」があります。

 歯の隣り合って くっついているところに出来る「むし歯」は、普通
それぞれ隣り合っている同士、両方の歯 ともに「むし歯」になってしまいます。

ところが、なぜか片方の歯にしか「むし歯」が出来ないことがあります。

また、ツルッとした平滑面にスポット状にポカッと湧いたように出来てしまう
「むし歯」も、細菌感染という理由だけでは説明のつかない「むし歯」です。

 何故、片方の歯は細菌感染を起こして「むし歯」になったのに、隣り合って
くっついているもう片方には 細菌感染が起こらなかったのか?

細菌の侵入する拠り所が無いはずの平滑面に どうして「むし歯」が出来たのか?

「むし歯」が出来てしまっているという事実がある以上、細菌の侵入を許して
しまう何らかの要因が 歯の側に在ったはずです。

 このような「むし歯」を注意深く、よ〜く観察すると、微妙な亀裂、
「マイクロクラック」が入っていたり、妙に磨り減っていたり、チビって
欠けていたり、生え際がクサビ状に痩せていたりしています。

 つまり、細菌が侵入する以前に 歯のエナメル質側に既に何らかの機械的、
構造的破綻があり、そのために細菌が侵入し繁殖する拠り所が提供されて
しまい、ついには「むし歯」が発症してしまったと考えられます。

 では、なぜ? 何のせいで、歯のエナメル質は、クラックなどの構造的破綻を
起こさざるを得なかったのでしょうか?
 
 その答えこそが「ストレス」なのです。

 実は、人間は その高度に発達した脳の構造上 必ず、精神的ストレスを
抱えてしまいます。そして、人間はそのストレスを発散するために、夜間に
必ず どんな人でも「ブラキシズム」をしてしまいます。

「ブラキシズム」とは「噛み締め・食いしばり・歯軋り」の総称のことを言います。

 ここでは、人間の脳の構造に関して 詳しく述べることは避けますが、
「人類は夜、歯軋りをする動物である。」と理解してください。

 この夜毎、繰り返される「噛み締め・食いしばり・歯軋り」は、お互いに
出会う上下の歯に遠慮無しの強い力を加えます。

この力を受け歯は、たわみ、しなり、歪みます。
強く硬いはずの歯も、この繰り返し加わる力を受け止めている内に、やがて、
小さなミクロの ほころび、くずれ、亀裂を起こします。

この時点で細菌の侵入が無くても、つまり「むし歯」ではないのに、「しみる」
とか「うずく」とかが問題になる時も在りますが、このミクロのほころびが
持続的に少しずつ拡大しながら、やがて細菌の侵入を許してしまい、
食事などによるお口の中の酸性環境が不用意に提供され続けると、
ついには「むし歯」になってしまうわけです。

「ストレス」が原因で「ブラキシズム」経由で直接 歯に働きかけて
「むし歯」になることが理解できたでしょうか?

 また、この「ブラキシズム」という力による歯の「たわみ・しなり」は、
歯の生え際の歯ぐきの上皮性の付着閉鎖をも剥がし、破綻させ、
生え際からの細菌の侵入を易々と許し、「歯周病」の原因にもなっています。

 さらに、「ストレス」が原因で間接的に「むし歯・歯周病」になる
可能性も指摘されています。

「ストレス」が加わると人間の体は交感神経が緊張します。
交感神経が緊張すると血管が収縮し、体温が低下、免疫力が低下してしまい
むし歯菌や歯周病菌に抵抗する力が弱ってしまううえ、血管が収縮すると
唾液分泌量も低下してしまうので、唾液が歯や歯ぐきを守っていてくれている
恩恵も受けにくくなってしまいます。

 さらに交感神経は緊張すると顆粒球という白血球が増え、活性酸素を
たくさん出します。

 活性酸素というのは、両刃の剣で、ばい菌もやっつけてくれるのですが、
正常な自分自身の組織をも傷つけてしまいます。
ばい菌は、その後も攻め続けてくるのに自身の組織は傷つき、その抵抗力を
著しく損なわれてしまっているわけです。

 これらのことがあいまって、「むし歯・歯周病」を進めてしまう間接的な
原因となるのです。 

 以上 ―「むし歯」はストレスからも来るんですか? ― の答えです。



 うひゃ〜、長かった。
ここまでついて来てくれた人は、すばらしい〜。
よっぽどの電脳ハードユーザーか、学究心の強い方なんでしょう。

ここまで読みきれた人。
ちょっとは為になりましたか?

ぜひ、コメントしてくださいね。

| 健康歯好 | 04:57 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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